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SCRAP OF SUGAR

ただしいことも みにくいことも ぼくはどうだっていいよ
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2013.08.14 Wednesday
#86
かなしいって、言うだろうきみは。
かわいそうだって、言うだろうきみは。

責められないよ。
ほんとうのことは。実は、言葉にも動作にもどこにもなくて。そもそもひとに、ただしさなんてものは与えられてもいなくて。嘘と、やさしさと、どうにもできない愚かさの、そのなかで。毒を薬にして、生きている。いきかたを知らないひとは、覚悟という薬を飲まない人は、簡単に死んでいって。それが、きれいであることの、証明だと、言って。

(きみが、そのとおり消えても。)

ねえ。
どれだけ、まともでなくなっても、よごれても、いやしいものになっても。僕は、僕を守って、生きよう。信念も、真実も、ただしいことなんて何も要らない。罪も罰も、余計な足枷も、要らない。大それた計画も要らない。

なにもかもどうでもよくなる、そんな日がいつか来る。いつか、それは、さいごの1年かもしれない。かみさまだって知らないかもしれない。

その瞬間に、ほんとうのことを言えるなら。
ぼくは、きれいになれるんだよ。
まばゆさに唆され、こぼれていった、いのちに。
ぼくはきっとそのとき、報いることができるだろう。

なあ、ぼくのほうがずっときれいだっただろう、そう言って。



2013.08.14 Wednesday
#85
あなたをあいすることをやめられなかった。

それだけの、
それだけのことだったんだよ。





2013.08.14 Wednesday
#84
血縁なんて、と言った。いつかの丘で、ぼくは、きっと、そう言ったんだ。かんたんに、かんたんに捨てられると思っていたんだ。血縁なんて。肉親なんて。かんたんに。そう、そうだ、簡単に捨てられた。捨てられたんだよ。こころなんてかんたんだ。いたみなんてかんたんだ。なのに、ねえ、こころも血も、なにもかも捨てられるのに、どうして、かたちだけは残るんだろう。あのひとの血のかたち、あのひとの残す言葉の薄っぺらさ。かたちは、いつも。いつだってあのひとの罪を背負っていた。希望なんかなかった。ただしい手なんかなかった。しあわせな食卓を僕は知らなかった。血縁なんて。そう、血縁なんて。

残ったのは僕というかたち。あのひとから生まれた僕というかたち。
知らないことなんかなかった。
毒も砂糖も、あのひとのくだらない自己愛も。
あいされてなんかなかった。それでも。
生だけは、生きていくということだけはぼくを犯さない。それだけでいい。ぼくに与えられた生。それだけはなににも犯されないはずだ。そうだ、僕の生。僕は生きている。それはどうにでもなるということ。あのひとが消えても僕はきっと生きていける。あのひとが失望したこの世界で。あの人が生きていけなかったこの世界で。僕は、生きていける。
復讐をしよう。
この世界で。あのひとが、希望を見なかったこの世界で。希望なんかない、この世界で。
僕は、生きよう。
(愛してなんか、ないよ)


















2013.06.08 Saturday
#83
 あいしてと歌ったら負け。神様とそういうゲームをしてる。
2013.02.14 Thursday
#82
ゆっくりと夜に落ちたらきみが喜ぶんだ。ようこそ、って。歓迎するよ、って。きらきらの王冠ぼくにかぶせてくれる。なないろにひかる円盤に音符をすべらせて。歌も歌ってくれる。うれしいんだろ、知っているよ。世界にひとりだけだと多分きみは絶望したはず。甘い優越が毒薬のようにきみのからだをめぐったはず。 だけど、そうじゃなかった。そうじゃなかっただろ。きみですら持たなかった覚めない夜を、手にしたのはぼくだったのだもの。
2012.07.10 Tuesday